現在、私たちの事業を取り巻く社会環境が、猛スピードで変化しており、日本政府が宣言した「2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指す」、パリ協定に基づく「地球温暖化対策」そして、「海洋汚染プラスチック対策」の早期実施が求められております。

私たちは、2021年に立法化された「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」の趣旨に沿うよう、国内にあふれる廃プラスチックを少しでも多く、再資源化できるよう努めなければなりません。 同時に2021年1月に告示された「外国人技能実習制度へのRPF製造職種の追加」等を通じてプラスチックの海洋汚染の一助となるよう、東南アジア諸国等への廃棄物の回収、分別、再資源化の技術・ノウハウの提供や・人材の育成、インフラの導入支援などを通じ、その国々のリサイクルシステムの構築にも貢献してゆく所存です。

当工業会といたしましては、廃プラスチックを少しでも多く再資源化できるよう努めるため、次の重点項目を掲げます。

  1. 化石由来の廃プラスチック、今後大幅に増えてくるバイオ由来の廃プラスチックなどすべてを自国で循環し、再利用あるいは活用できるよう努め、「サーキュラーエコノミーの実現」に向け努力してまいります。
  2. JIS規格の普及に加え、ISO化を実現し、カーボンニュートラル社会実現に寄与できる根拠を明確にすることでRPFの社会的認知度を深め、販売促進・用途開発に取り組んでまいります。
  3. 海外への技術の継承や向上のため、外国人技能実習制度の活用を通じ、外国人技能実習生を含めた人材教育にも取り組んでまいります。

関係各所の皆様には、引き続きご支援・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

一般社団法人日本RPF工業会 会長 長田和志

Japan RPF Industry Association

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