ここ数年RPFを取り巻く環境はより複雑化しております。令和4年4月に施行された「プラスチック資源循環法」以降、全国の各自治体ではマテリアルリサイクルに重きをおく動きを見せています。ケミカルリサイクルに関しても、大手化学メーカーを中心に活動を活発化しております。一方でエネルギー価格の高騰や、脱炭素社会実現に向けての石炭代替燃料としての需要の高まりにより、RPFの価値が再評価されております。

様々な局面が入り混じっている状況において、これまでの燃料としての用途に加え、ケミカルリサイクルにおいても需要先の用途に合わせた柔軟な対応が可能であることから、原料素材としても重要な構成要素を担っています。

この様な状況の中、工業会としては、社会情勢の変化に伴う顧客ニーズの変化に合わせ、これからの時代もRPFの存在価値を高め、一層の普及に向けて取り組んでまいります。

多様性が求められている今、時代の流れを取り込み、サーキュラエコノミー社会における役割を率先して果たしてまいります。

一般社団法人日本RPF工業会 会長 三輪陽通

TOP